就活時の採用担当者が最近注目している能力とは?


最近、人事部の方と話していると、巻き込み力って言葉をよく聞きます。他人を働きかける力とも言い換えることが出来ると思います。企業が学生さんに求める能力として注目されているようですね。経済産業省のHPにも掲載されている「社会人基礎力」にも明記されています。

なぜ、巻き込み力という言葉が最近注目され始めたのでしょうか?団塊ジュニアの世代としては、友人や他人を巻き込んでいくことは厳しい競争社会で最低必要条件だった気がするので、当たり前に備わっていると思っていました。が、しかし最近の実情はちょっと違うようです。

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 ※巻き込んだらこんなに人数増えました

 

巻き込まれ力が優れている!?

ここ数年学生さんと近い立場で仕事をして感じることですが、巻き込み力よりも、逆に巻き込まれ力が高い学生さんが多い気がしています。この場合は「悪い方に巻き込まれる」という意味合いが近いです。もちろん我々の世代にも自分の意志が弱く、受動的で主体性に欠ける人もいましたが、最近の方が割合が多い気がします。

 

 

周りがやる気ないので、やる気が出ない。

こういう発言する人って多いですね。リーマンの頃にこんなこと言ったら、当時お世話になっていた宮内パイセンから2時間くらいご指導(説教)を頂いたと思います。「周りは関係ないだろ!自分がどう思うかだろ!」とありがたいお言葉を頂けたと思います。私も全くの同感で、周囲のモチベーションは自身のモチベーションに多少の影響あれど、あまり関係ないと思います。しかし、今の学生さんに同じ言葉をかけても、「そうは言っても・・・」となかなか納得してもらえないことが多いです。

 

 

人としての能力が低いわけでも、性格が悪いわけでもない。

そういった巻き込まれ力が強い学生さんと話していても、情熱もあるし、やる気もあるし、性格的にも普通です。もちろん、情熱がなかったり、やる気がなかったり、性格的にも擦れている子もいらっしゃいます。でも、みんながみんなそうではないのです。話していて全く不思議なのですが、すぐに悪い方に巻き込まれてしまいます。

 

 

周囲と合わなければ、違うコミュニティに移動すればいい。

インターネットの普及、SNSが市民権を得た今、自分と価値観が近いコミュ二ティを探すことが容易になっています。「なんか自分に合わないから辞めちゃお」と気軽に友人関係やコミュ二ティを変えるようです。便利な世の中ですので、そういった機能自体は非常に有効な手段だと思いますし、生活を豊かにしてくれると思います。しかし、団塊ジュニアの私としては、厳しい社会で揉まれた社会人としては、なんだか物足りない感じがします。

 

 

自分が中心になって周囲をいい方向に巻き込んでみないか?

巻き込まれ力の高い学生さんには、こう語りかけています。「悪い方向に巻き込まれたり、逃げ出したりするのではなく、自分の理想とする良い方向にみんなを巻き込んでみないか?」と。もちろん、それは大変労力のいることです。いい反応がもらえなかったり、孤立する可能性もありますし、自分の発信力のなさに落ち込むこともあると思います。しかし、その中での試行錯誤が成長の糧となるのではないでしょうか。

 

 

企業はもがき苦しんで、試行錯誤した経験を求めている。

もがき苦しんで、試行錯誤した結果、成果を出したことのある人は、社会に出ても活躍しやすいと企業/人事部は知っています。社会に出ればほとんどの人が、自分の仕事の出来なさに愕然として落ち込むことがあります。しかし、もがき苦しみ、試行錯誤した経験のある人は、そこから這い上がり成果を出し始めます。企業はそうなる可能性をもった学生を求めてると思います。

 

 

今日、この話をして、自分を取り戻したLMCメンバーがいました。今後に期待したいと思っています。

 

おしまい